ブラジル特許庁新長官がビジョンを発表

3月27日、ブラジル知的財産協会(ABPI)が、ブラジル特許庁(INPI)のクラウジオ・ヴィラール・フルタード新長官を招いた会合を開き、フルタード氏は今後のINPIのビジョン、運営体制に関してプレゼンテーションを行った。

フルタード氏はまず、ルイス・オタビオ・ピメンテル前長官任期中に実施が開始された「2008~2021年戦略計画」を続行する考えを明らかにし、INPIの最大の課題として、ビューロクラシー、無用に複雑な組織体制を挙げ、解決には“近代的な運営”が必要であるとした。

この方針に基づき、フルタード氏が指名した幹部職員がメンバーを務める戦略的タスクフォースが設置され、実行される。このタスクフォースは、戦略計画の実行責任者の評価、peer-to-peer評価を含めたプロジェクトの結果に責任を負う。また、INPIの主要なステークホルダーの代表者で構成されるアドバイザリーボードも設置される見込み。またフルタード氏は、現段階では審査官を増員する予定はないとした。

諸外国の特許庁とのパートナーシップに関しては、フルタード氏は現行のPPH(特許審査ハイウェイ)試行プログラムを維持し、さらに拡大する考えを示した。現在、INPIは米国、PROSUR(南米知的財産庁間協力プロジェクト)、日本、欧州、中国、イギリスの特許庁との間でPPH試行プログラムを実施している。さらに、マドリッド・プロトコルの8月の締約を目指し、7月までにはそのために必要な全ての措置を実行し、技術的な基盤を整える方針であるという。最後に、ブラジルにおける特許出願や商標登録の増加を促進するため、当地のイノベーションクラスターとのパートナーシップ・プロジェクトを実施する予定であることにも触れた。

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